ウルトラルール考察 2
何故ムーンルールではなくウルトラルールなのかという疑問を持たれたのでお答えします
ムーンルールはクソルールだからです(ぶっちゃけサンルールの持ち物の選択肢にZが入るくらいでそこまで環境が一新するとは思えない)
なので先行投資するならウルトラルールだと思います
ただウルトラルールはJCS予選で行われるため(養分となる)シングル勢や景品目当てのプレイヤーは居ない可能性があります(早い話INC11-3)で色カプ配るだけでJCSは無関係なんてことも考えられます)
そう考えるとサンルールやムーンルールよりは激戦が続くと思われます
しっかり勝てる相手には勝ち、辛い相手にも五分の試合にしたいですね
ついでなのでボーダーの話に移りますが、色カプありの大会だと181x-1825が相場だと思います
景品なしの場合だと179x-180xといった感じでしょうか
通過人数や景品にもよりますが最低でも1800は載せないと厳しいでしょうね(持論ですが180xに到達した人の大半はそこで止まるので+αしないと闇落ちなどもなくその付近で固まると思います)
まあなんで1800乗ったらとりあえず止めて様子を見て追加するかどうか見極めていきましょう
それではウルトラルール考察に移ります
・ルナゼルネ
サンルールでは多く見られた組み合わせです
この構築の厄介なところは中身が人によってまちまちな点です
ルナアーラは眼鏡、ナモ、ピンチベリー、呪いのお札、シード、弱点保険とメジャーな持ち物ではないものも合わせると膨大な量になります また、技構成も追い風サポート特化からフルアタアタッカー、暗示型も居て一見してどのパターンなのか予想しづらく全てのパターンを想定して立ち回らなければならないのが辛いです ただ、ミラーに弱いのがネックですね
・強化された点
→Z技が解禁された
Z技が解禁されたことによりルナアーラは持ち物に専用Zや暗示用のノーマルZが選択肢に加わりました
瞬間火力を出せるようになったのは勿論のこと、Zクリスタルにははたき落とすの威力を65で計算するという効果もあるため悪4倍のルナアーラには嬉しい道具です
→新しく解禁されるポケモンに強い
ウルトラルールで追加された これらに(基本的には)有利に立てます 少なくとも対面だけ見ればルナアーラが有利に立てますね
→弱体化した点
メガゲンガーの解禁
もはやゼルネアスを使う上で当然起こりうることですね
特にガオガエン+メガゲンガーなどは特に厳しいといえるでしょう
一応メガゲンガーのC222シャドーボールはファントムガード込みで確定耐えするので露骨に勝てないというわけではありませんが
・イベルタルの増加
悪の一貫性や地面、超、霊、悪の耐性を考えると必然的にイベルタルの数は増えることが予想されます
ルナアーラはこのイベルタルというポケモンに打点がなく、ゼルネアスのオーラ込みC183ムーンフォースを少ない努力値で耐えることから不利な相手だと言えます
またイベルタルのとなりにいる事の多いゲンシグラードンにゼルネアスは半減以下の打点しか持たない事が多く不利なマッチアップです
・総括
Zクリスタルによる火力面耐久面の強化はかなり大きくこの構築はウルトラルールでも活躍が見込めると思います
しかし、ルナアーラもゼルネアスも多くのポケモンにメタを仕込まれる可能性の高いポケモンですので不意の悪技や吠えるなどで負けることもありそうです
メガ進化の選択としてはvsゲンガーに強く出れそうなD振りマンダや噛み砕く搭載ガルーラなどでしょうか
ルナアーラゼルネアスは気合玉や熱風、催眠術さえ採用しなければ命中不安が起こらないので安定性はあるのでネット予選では数を増やしそうですね、要対策筆頭構築になり得ると思います
・オーガイベル
このブログでも構築記事を上げたオーガイベルですね
とにかく多くの構築に対応が効く構築だったとサンルールでは感じました
イベルタルのバークアウトや追い風で眼鏡カイオーガを通すパターン、あるいは共にアタッカーとして広範囲高威力の打点で相手を削りに行く2パターンが存在していました
前者は中期、後者は前期に多かった構築です
後期から終期になるにつれてこの組み合わせの数は減少した印象です
おそらく後半から増えつつあったグラゼルネやオーガトルネに力負けすることがあったためではないかと思います
・強化された点
→ゲンシカイキの解禁
これは考察1のほうで触れていますので割愛します
→悪の一貫性および耐性の強化
ルナゼルネの欄でも触れましたが新しく追加されたホウエン組や日食や月食、ウルトラネクロズマと悪に耐性のある伝説がほぼいません(そもそも悪に耐性のある伝説は第7世代においてはイベルタルとゼルネアスの2匹しかおらず逆に弱点を突かれるのが7匹、残りは全て等倍とかなり一貫しています)
またイベルタルにはこのルールにおいて最もダメージ源となりやすい地面、超、霊、悪に耐性があります
故に攻撃面、防御面ともに優秀といえます
→Z技の解禁
イベルタルはタイプや種族値は優秀ですが唯一の欠点としては技の威力がイマイチなところでした
そもそも悪タイプも飛行タイプも高威力技が少なく覚えるポケモンも限定されているため不遇な扱いを受けやすいタイプです(ちなみに物理技の最高威力はダメ押しの2倍を考慮しない場合、異次元ラッシュの100で、特殊技はナイトバーストの85と専用技でかつそれでも低火力)
飛行タイプはブレイブバードという120の技がありますが、イベルタルは習得しません(代わりにデスウィングという専用技を習得) しかし、Z技を用いることで無理やり高い打点を持つことができます(禁伝ルールなら自然に採用できるイカサマをZ技として使うことで威力175の悪技を打つことができます)
悪タイプは一貫性があるため(オーラ補正もあり)受けることが難しくアクZという選択肢を得たことはかなりの強化といえます
・弱体化した点
→ゲンシグラードンの解禁
ゲンシカイオーガを採用する以上避けては通れない道ですがイベルタルはグラードンには有利を取れるポケモンなので相方にもよりますが勝てない相手にはならないとおもいます(特にグラカイ相手にはイベルタルは滅法強いです)
→Z技の解禁
何もZクリスタル解禁はメリットだけではありません
ルナゼルネの欄でも書いたようにZクリスタルは"はたき落とすの威力を65で計算する"仕様ですのではたき落とすをメイン技としがちなイベルタルにとっては痛手といえるでしょう
→不意打ちの威力低下
第7世代から不意打ちの威力が80から70へと下方修正されています
おそらくメガガルーラの弱体化のためでしょう
また先制技を無効化するサイコフィールドを展開するカプ・テテフもいるため不意打ちを選択しにくいのも2016年とは大きく異なる点でしょう
→メガ進化、ゲンシカイキの解禁
藍色玉も紅色玉もメガストーンも"はたき落とすの威力を65で計算"します
→カプ・コケコが増加する
サンルールではスカーフ潮吹きでワンパンされるため動きが制限されていたカプ・コケコですがウルトラルールではスカーフオーガが絶滅するため数を増やすことが予想されます
イベルタルカイオーガ共にカプ・コケコの電気技に弱点を突かれてしまうため避雷針のポケモンを採用したり、コケコよりも早く動いてワンパンできるポケモンを採用する必要があります
・総括
強化された点も多いですが同時に弱体化した点も多いです
メガ進化の選択肢としては威嚇と追い風のあるボーマンダや不意打ちとオーラのコンボが可能なクチートガルーラあたりでしょう
有利不利がはっきりしており玄人好みになりそうですね、vsボーマンダやカプ・コケコをしっかり練っておく必要があります
また素早さラインもかなり難しい構築なので初心者が使うにはオススメしません
・オーガレック
サンルールでもTrainerTowerを見る限り存在していた構築で基本的にはカイオーガの潮吹きや根元の波動を複数回通すことをメインプランにしている構築で半減してくる草や龍にはレックウザが強く、またカイオーガの苦手なゲンシグラードンの終わりの大地はエアロックが睨みを利かせています
2016のマスター優勝者がオーガレックだったのあるため人気度は抜群でしょう
2016の環境はグラゼルネ、グラカイ、オーガレックの三竦みだと言われていましたがウルトラルールだとどうでしょうか
・強化された点
→ゲンシカイキの解禁
言うまでもありませんが少し触れるとオーガレックのカイオーガは必ずしも藍色玉を持つとは限りません
普通にスカーフを巻いて上から潮吹きしたり、眼鏡で一掃してくるケースも普通にあるため、オーガレックにとっては"ただ選択肢が増えただけ"という点には注意です
→画竜点睛の解禁
これがないとレックウザを使う意味がないと一部で言われるほどレックウザにとっては必須級の技
カイオーガの苦手な草への打点でもあり単に削る技としても優秀です
あまりの強さにこのポケモンの準特化鉢巻画竜点睛確定(最高乱数以外)耐えは物理耐久調整の指標となるほどです
・弱体化した点
→カプ・コケコ、カプ・テテフの登場
オーガレックはこの2体に弱く、スカーフを巻かれると上からワンパンされます
→鋼伝説の登場
画竜点睛の通りが悪くなります
→サイコメイカーの登場
神速が打ちにくくなります
→イベルタルの増加
オーガレックの苦手なイベルタルが増加してしまうのも辛いです
特に隣にいるのがグラードンだと水技を通すためにレックウザが隣にいなければならず、イベルタルの処理かグラードンの処理のどちらかしか行えないため立ち回りが窮屈になります
とりあえず一日構築三つ頑張ろうと思います 明日はバイトがあるのでかけても二つです